キャンドルナイトやります。「なんすかそれ」というあなたのための記事。
どうも、環境サークルエコアのサークル長なっしーです。
Twitterで告知しているように、キャンドルナイトやります。
(「キャンドルナ伊都」とも言うらしいですが正直あまり気にしてない)
2年半ぶりです。つまり今の学部1年2年の皆さんはキャンドルナイトを知らないわけです。
そんな状況で急にセンターゾーンに大量のキャンドルが現れたらきっとビックリしちゃいます。この記事を読めば「キャンドルナイト」について一通り知ることができるかなと思ってます。
ずばり、キャンドルナイトとは
こういうものです。
もっと言えば、
こういうものです。
ちなみに、
こういうものがたくさん並んでいます。
これがキャンドルナイトです。
一言でいえば、キャンドルナイトは環境サークルEcoa(エコア)主催で行う、九大伊都キャンパスセンターゾーンを一夜限りキャンドルで彩ってやろうというイベントです。一応今までは毎年やってました。
へぇ~と思えればぐっじょぶ。
とりあえずキャンドルナイトをだいたい知りたい人はここまでで大丈夫です。
読んでくれてありがとね。当日をお楽しみに。
あら、読んでくださるんですね。ありがとうございます。
ここまでスクロールしたあなたはおそらくまだ納得できていないか、キャンドルナイトをもっと知りたい方でしょう。
ここからはより詳しくキャンドルナイトを説明したいと思います。
おそらくツッコミどころがいくつかあると思います。
「なぜ環境サークルがこんなイベントをしているのか」
「そもそも何のためにやってるの」
「キャンドル並べるだけですか?」
という質問が聞こえてきますね。一つずつ答えていきましょう。
「なぜ環境サークルがこんなイベントをしているのか」
環境サークルEcoaは普段、ゴミ拾いやボランティアを主な活動にしています。それゆえ、キャンドルナイトはエコアの活動の中でもかなり浮きだって見えます。
私はエコアに入って最初の活動がキャンドルナイトだったのであまり違和感なかったのですが(キャンドルナイトは例年6月開催)、後々になって確かに異色だなぁと思ってきました。
実はキャンドルに答えがあります。
上の写真を確認していただきたいのですが、キャンドルは「竹」に「ロウソク」が入ることで作られます。
この「竹」は伊都キャンパス内で大量に繁殖した竹です。(農学部側の入口から入ってくるときに見たことある方いるかな)竹は成長速度が非常に速く、放っておくとあっという間に周りを侵食します。なので、広がり過ぎないように定期的に除草剤のような薬品で竹を枯らします。その竹はどうなるか?当然処分されます。処分されるならまだ良い方で、たいていはその場に放置されます。せっかく生まれた命がこれではただの邪魔者扱いです。少しでも役に立たせたい…そんな思いからキャンドルにしようと考え付いたみたいです。
「みたい」というのは私はその発端を知らないからです。それもそのはず、キャンドルナイトは確認できる範囲だけで2009年でも行われています。10年以上続けている伝統的なイベントなんですね。
話がそれました。つまりキャンドルに用いる「竹」は処分される竹を少しでも役に立つ形として活用したものなのです。では「ロウソク」は?こちらもただのロウソクではありません。
キャンドルナイトで用いる「ロウソク」はすでに一度以上使用済みで、捨てられるものを再利用したものです。主に結婚式場で使われ、捨てる予定のものをいただいています。いただいた時点では点火することができないため、エコアで一度溶かし直し、再びロウソクとして使える形に加工しています。キャンドルナイトの事前の準備はこの作業がほとんどです。
さらに、毎年新しいものを追加するわけではなく、完全に再利用できなくなる状態になるまで毎年繰り返し使い回すようにしています。これに関しては「竹」も同様です。そのため、結局一夜しか使わずそのまま捨てるのではないかと思われるのですが、実際には一回の開催で出るゴミは最小限に抑えられています。
これで質問には答えられたと思います。
キャンドルナイトはめちゃめちゃ環境に配慮したイベントです。
本当はこれがちゃんと来場者に伝わらないといけないと思うのですが、現在模索中です。
「そもそも何のためにやってるの」
これに対しては上記の質問でほとんど答えたつもりです。
すなわち、キャンドルナイトは資源の再利用(リサイクル)の可能性をみなさんに訴える環境啓蒙活動です。
ただ私自身、説教じみた語調で環境についての考えを押し付けるのは好みではありません。(特に、思い出したかのようにやたら急にSDGsやらを語る最近の流れはあまり肌に合いません)
できる限り”楽しめる形”で皆さんに環境問題に少しでも触れて欲しい。
そのために「イルミネーション」、そして後述の通り他のサークルの方々に協力していただく形を取ることで、啓蒙を目的とするとは言え、かなりマイルドにすることを可能にしています。(マイルドにし過ぎてちゃんと伝わっていない面もありますが…)
正直、今のキャンドルナイトの形ではこういう側面が伝わりにくいと思っています。私としてはコンセプト自体は素晴らしいものだと思っているので、今回をきっかけに少しずつ変えていき、キャンドルナイトをより意義あるものにしていきたいと思っています。
「キャンドル並べるだけですか?」
それだけなら博多駅に行った方がもっと良いもの見られます。
すでに少し触れましたが、キャンドルナイトでは毎年他のサークルの方々の協力を得て、用意したステージでパフォーマンスをしていただいています。
例年はオープニングとしてお笑いサークル「WARABEE」、次いでアカペラサークル「HarmoQ」、マンドリンサークル、アコギサークル「unplugged」、カフェサークル「嚶鳴珈琲館」などに参加していただいています。
この方々のおかげで、言葉に上手く表せないですが、キャンドルナイトはそこらでは味わえないほど良い雰囲気が漂っています。
準備段階を含めるともう少し語ることもできますが、この記事ではこのぐらいにしておきます。まずは本物を見てください。きっと良いものが見られると思います。
2021年、今年もいろいろありました。
学部1年生、2年生のみなさん。ようやく大学にちゃんと通えるようになってきたものの、せっかく大学に入学できたのにやるせないことばかりだったと思います。
私はしがない学生でしかないですが、パンデミック前の大学を肌で感じた立場だからこそ、大学にもちゃんと良いところあるんだよということをキャンドルナイトを通じて伝えたい。
少しでも、みなさんの大学生活に彩りを与えられたらと思います。
いろいろあった年だからこそ、最後ぐらい、スローでムーディな空間で過ごしませんか。エコア一同、しっかり準備してお待ちしてます。
(たぶんクッソ寒いので、防寒具完全装備でね!!!!)
サークル長・なっしー