環境サークルのEcoa

九州大学の環境サークル「Ecoa/エコア」が活動のこと、環境のこと、メンバーの日常などをゆるっとお送りするブログ Twitter:@kyudai_ecoa

ecocon交流会へ参加!

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どうも、サークル長のなっしーです。

 

3月13日(土)の19時より、オンラインで行われた「ecocon交流会」へ参加してきました!(またもや1人で)

先日行われた「ecocon2020」から続く形のイベントになっており、参加者も見覚えある顔が並んでおりました。(ecocon2020に参加していなくても、今回の交流会に参加することはできる形になっています。)

「ecocon2020」の活動に関しては、以下の記事にて報告しております。

ぜひご覧ください。

ecoa.hatenablog.com

 先に参加した感想を述べますと、めちゃくちゃ楽しかったです。

県外(ましてや関東)の大学の環境サークルの方々と交流できる機会もめったにないですし、今の時期は新歓やサークル員同士の交流など悩みが多いこともあり、それに関する貴重な意見もいただけて、非常に有意義な時間となりました。

2時間では全然足りないくらいです。

 

具体的にどういった内容だったかというと、前回のようなワークショップなどは無く、あくまで「交流会」がメイン。

テーマごとに部屋を分け、自由に入って思う存分議論を交わすことのできるシンプルだけれども充実した内容のイベントです。1時間経ったら部屋を変えるシステム、すなわち2時間の交流会通して2つの部屋に入って交流することができました。

部屋のテーマは全部で4つ。

 

・コロナ禍における団体の課題

・コロナ禍における交流の実現

・現在、関心のある環境テーマ

・自由部屋(地元トーク、就職、趣味…などなど)

上2つはコロナ禍で生じた悩みを皆に投げかけ、それに対して各団体の取り組みの話を聞くことで参考を得ることができる部屋になっていました。私自身、コロナ禍における活動の悩みは色々あったので、思う存分質問を投げかけさせていただきました。

 

「関心のある環境テーマ」には僕は参加できなかったのですが、「レジ袋有料化」や「気候変動」など、ホットな議題で白熱した議論を交わしていたようです。

 

私は2回目の交流では「自由部屋」に入らせていただきました。(素直に他の環境サークルの方々と気楽にお話ししてみたかったので…)各々の趣味や最近の出来事などで盛り上がり、笑い多き交流ができました。

そのままお気楽に終わるかと思いきや、「代表者としての立場」についての質問が投げられたことで、少し真面目なお話もできました。私もこの「エコア」のサークル長として、ありのままの意見を言わせていただきました。

 

と、こんな感じで、交流会では全体通して和気あいあいとした雰囲気の中、内容の濃い議論と意見を交わすことができました。

ここで一つ、私が交流会の中で最も感銘を受けた話を述べて終わりたいと思います。

 

昨年度、新入生がなんと30人以上入ったサークルの新歓担当の方(ここでは「Iさん」とします)と話ができ、どういった新歓を行ったのか、今年の参考にすべく聞いてみました。

Iさんは「自分らのサークルのことだけでなく、あの時期、あの状況の中、本当に新入生に必要なことは何かを考えて提供するように努めた」と語ります。昨年4月、日本で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい始め、あらゆる人が一度は混乱に陥った状況でした。「夏には収まる」という希望も持ちながら、「いつまで続くのか」という途方のない思いにも駆られ、先が全く見通せない精神状態に陥る人も少なくなかったと思います。私もその一人でした。そんな中、Iさんらのサークルは「今年度は環境サークルとしての活動はほぼできないだろう」と正直に認め、新入生にも伝えたそうです。「活動がなくても、サークルにいて大丈夫だ」と。

その分、別の切り口から新入生を募ろうと様々な案を出した結果、「環境」に縛らず「環境」に関心の薄い人も含めて広く呼び掛けるよう、幾層にも重ねた広報を行ったとのこと。1つに、サークルのことはひとまず置き、大学の講義や大学生の生活など、新入生にとって役立つ情報を積極的に発信する。2つに、サークルを「人間関係が構築できる場」としてアピールする。3つに、コロナ禍だからこそ、新入生も一緒に「新しい企画」を立ち上げられることを伝える。このようにすることで、「大学のことを知りたい人」、「人間関係を構築したい人」、「新しい企画を立ち上げるのに興味がある人」、その上で「自分らのサークルの活動に興味を持った人」と、広い範囲で新入生を募ることができる。サークルに入ってもらい、しばらく過ごして慣れてもらってから、本来の「環境」に関わる活動を経験してもらう…そのような勧誘の手法もあるのだと感心しました。

そして何より、この洗練された計画をあの昨年4月に発案して実行できたことに、驚きを隠せません。いかなる状況でも冷静になり、先を見通せていたからこそ、このような行動が取れたとした考えられない。当時の私には、間違いなくできなかったと思います。

だからこそ、今この時期にこの話を聞けたことは、大変ありがたいことだと感じています。幸か不幸か、福岡の感染状況は昨年4月と大差ありません。

この交流会で学んだことを、今年度の活動に存分に活かしていきたいと思います。

 

最後に改めて、このご時世に貴重な機会をつくっていただいたecoconスタッフの皆様には、心より感謝を申し上げたいと思います。

本当にありがとうございました!

 

サークル長・なっしー